バカは黙ってろ問題

社会に対して感情をぶつける行為と言うのは最も意味のない行為だ。なぜなら、社会は感情をある程度排除するための仕組みとして成り立っているからだ。ただ、その行為は全く無意味と言うわけではない。感情から起こった行動であっても、行動自体が十分社会を動かすに足る理由を持っていれば、自ずと運動になる。または、それを利用しようとする特定方面に利用され、しゃぶられ、捨てられる。
懲戒請求を出すところまではよいのだけれども。当然予想される次の手に対処するすべを知らないどころか、予想すら立たないような人間が、タレント弁護士の煽りによって窮地に立たされている。いや、窮地になっていることすら気付いていず、まだ利用されている。自分の行動の意味がわからないまま、実行できるその行動力だけには感嘆する。が、自分勝手な感情に根ざした正義感を振り回し続けることは、社会にとって敵とされる行為である。
今回の弁護団によるカウンターは正に「バカは黙ってろ」であり、また、自分がバカであることにすら気付けないものたちへの報復行為だ。完璧なバカでないものたちの唱える理を認める(もちろん、納得するわけではなく、意見としては受け止める、くらい)のは多分やぶさかではないだろう。本当のバカは双方にとって迷惑であり、これを気に社会的に排除されても構わない、というような意図があってもおかしくは無いだろう。それよりも、そのバカの元締めになってしまっているモノを叩きのめしたいのかも知れないが。