故意に労働基準法を無視し続ける経営者は刑事罰でいいよもう

言い訳が始まった模様です。

現に、社員の経済的処遇面に関しては、年々業界水準を上回る率で賃金水準を改善してきており、本年度も、平均賃上げ率は業界水準を大きく上回る6%にて実施することと併せ、年間休日も前年比2日増加させております。尚、休日については、来年度以降も段階的に増加させていく予定であります。
 加えて、男女ともに働きやすい会社を目指し、昨年4月にはポジティブ・アクション活動の一環として、家庭と仕事の両立を支援する目的で新たな制度の導入もし、更なる社員満足度向上に向けて努力を続けております。

http://www.nidec.co.jp/news/indexdata/2008/0428/CMFStandard1_content_view

でも23時まで働かせるんでしょ。オラ残業代がちゃんと出てるか心配になってきただよ。基本全社員が毎日23時まで働かされて37.9歳平均の平均年収が576万って元の給与が低すぎて賃上げ率が目立っているだけにしか思えないだよ。
こちら(http://d.hatena.ne.jp/yomotsu-hirasaka/20080428/1209373065)でも触れられているけど、自社HPの別のところでも語っちゃってるんだよね、この人。

世の女房族も、亭主が出世すれば喜ぶし、給料が上がればうれしいと思っている。しかし「私はどうなの」とくる。ここには、仕事か家庭かの選択よりも、もっと大きな矛盾がある。男は、十分にこれを説得しなければならない。
 私はこの理屈がわからない人間はバカだと思う。だから、こんなバカなお嬢さんと、我社の大切な社員を一緒にさせたくないということにも結びついていく。
 今、現在、若干辛抱することによって、家庭生活が安定し、将来に希望が持て、二人の目標も実現していく。仕事と家庭を両立させるというのは、こういうことである。

http://www.nidec.co.jp/corporate/top/backno/056

そして定年離婚されるって?素晴らしいじゃないですか!将来って一体何なんだろうね。まさか、頑張った人は全員部長レベルになれるのかな。某お役所SIerの大量課長よりすごいね。
労働の問題が難しいのは、働きたくて働いているのと、無理やり働かされているのの区別がつかない点にもあります。でも、だからこそ原則は原則としておかれていなければならない。それをあたかもないかのように振舞うのはオーバーワークでしか競争力が得られない、すなわち根本的に競争力がないのを無理して競争力のある企業に仕立て上げたことによる悲哀を示しているようにしか思えないのでした。