大手元請の購買にされた仕打ち

向こうも仕事なんで仕方がないんでしょうけれども。

バックオフィス(この文脈では調達のことかな)の方が、外注先に対してどんな立ち居振る舞いをしているのかは、正直良くわかりません。転職したことがないので、他の会社のことは良くわからないけど、弊社の場合は、調達と外注先が価格や条件の交渉する場に、案件側の人間は立ち入ることはないためです。必要だといわれたらもちろん同席するけどね。

「元請けにこだわる理由」の「いいがかり」についてひとこといっておくか - yvsu pron. yas

下請けと価格とか条件を交渉するのって現場のPMで、購買とか調達ってそこで合意されたことに基づいて契約するだけじゃないのかしら。もちろん、現場のPMの意見に基づき値下げ交渉をする、とかもあるでしょうし、応募する団塊での価格や条件提示と交渉はするかもしれないけれども。まあ、会社ごとに違いがあるのでしょうけれども。ちなみに、SIベンダーにおいて購買と調達って違うのかな?言葉の意味は違うけど、部署名としてそうなっていたときに実質は違わないかな?

さて、話の前提が違うかも知れないので引用した話とは関係ないかもしれないが、バックオフィスにされたこと諸々。

値下げ交渉

現場でタフな交渉によりよい条件を勝ち取ったのに購買に持っていったら「普段の単価と違うから低減しろ」とか。
発注元の要望により単価の高い優秀な人材だけ残したのに「高すぎるから下げろ」とか。こっちはそれでも社内コスト的にも赤字で機会損失も考えるともっと上げてもらわないとわりあわねーっちゅうに。

手続きが遅れたから入金が遅れます

いや、再委託先に払うお金は待ったなしなんですが…そっちの都合でこっちのキャッシュフローを悪化させないでくださいよ…

この条件では発注できません

いやだから現場のPMと合意したんだからあとはそっちで現場とやりとりしてよ。あとは発注だけだっていわれているのに一から君らと交渉するわけ?

大手ベンダーと小規模な会社の板ばさみになる、下請け法の対象にぎりぎりならない程度の2次受け中心SIベンダーは回すためのキャッシュが潤沢なはずの大手からお金が流れてこないと色々と苦しいのですよね。大手になると(一時的な)インチキも簡単にはできないから、正式のルートでしかお金が回ってこないのは仕方がないにしても、現場の事情と会社の事情が噛み合わないことはままあります。それは理解しつつも、こっちは下請法で保護された会社にきっちりお金を出していかないといけないから、ベンダーの現場と購買が噛み合わないだけでも恐怖なのですよ。最近は某ベンダーなんかUSがうんと言わないから出せないって言って困らせることが…スジが通っているんだかいないんだか。それでも現場の言うこと聞かないと仕事から干されちゃうのだから、どうしようもなかったりしますよね。
バックオフィスと現場が事務のやりとりだけで住むなららくちんです。でも実態を把握して発注先に余計な負荷をかけないのもマネジメントだと思います。