医療ネグレクトで親権拒否の件で若干気になったこと

どこまでが親の責任で、どこまでが社会の責任か、ということなんだろうね。でも、ちょっと気になる話。

今後も、輸血拒否に限らず、標準的な医療を拒否する親が出てくることが予想される。骨髄移植を拒否する千島学説支持者や、ステロイドを拒否するホメオパシー支持者など。どの時点から介入するかは難しい問題であるが、今回の例にならい、子の生命が危険にさらされているときには同様の介入を行うべきだと私は考える。

2009-03-15

これが問題になるのは、やっぱり親子関係による一方的な押し付けだから、ということなんだろう。これが、親の思想的な側面からなされた場合はまあよいとして、経済的な面や、医者も含めた無知の問題をどう解決するか、というのはなかなか難しい。
もっとも、ポイントは「標準的」という点であり、難病に対する治療方針の最終決定なんかは親に委ねられていると考えればよいのかな。
親の思想の支配下に子供を置き、そこからの逸脱を許さないのはエゴ以外の何物でもないとは思う。そのエゴがどこから来るものなのか、ということも考えていかないと毎回このような判断を行政や現場に迫ることになりかねないしなあ。