正月早々サイバーノーガードな話

さすがに芸能人ブロガーをたくさん抱えているだけに、大変な騒ぎになっているアメブロですが、これはどうかと思わなくもない。

Ameba」のオフィシャルブログにおいて、2010年1月1日未明、不正アクセスの被害を確認いたしました。また同時に、オフィシャルブログのID、パスワード約450件等を記述したエクセルファイルが外部に流出したことを確認しております。当社は、本不正アクセスに関して迅速に対応するため緊急対策チームを結成し、流出したパスワードを本日正午までに変更するなど、対応策を実施しております。

不正アクセスの被害を確認!『アメーバブログ』のパスワード流出事件が警察沙汰に | ガジェット通信 GetNews

とのサイバーエージェントのコメントですが、不正アクセスって流出させたこと?それともそれを使ってアクセスしたこと?
確かに他人のID/PASSWORDを使ってログインすることは不正アクセスですが、その前に流出させたことについては全力でお詫びしなさいよ、と思いますですね。
にしても、流出したID/PASSを使ってログインしてみるほうも、昨今のインターネットユーザーとしてはどうかと思いますけれどもね。
しかし、Excelファイルでパスワード流出って、ゴーストライター用の芸能人サイトパスワード管理ファイルとしか思えないw
で、そのとても重要な情報にすらパスワードをかけていないなんて、第一線級のサイト運営企業がやるこっちゃない。と思うけど、きっと運用の過程の中でアホがいたか、あるいは意図的に流出されたかどっちかでしょうねえ。ちゃんとした企業なんだから一応気を配っているに違いない。当然サイバーエージェントもPマークを取得しているはず…ってサイト見てもどこにもないよwwww

今回の話は単体ではサイバーノーガードとはちょっと違う話なのかもしれないけど、こういう会社がきっちりとした対応(もちろん、不正アクセスを捕まえるんじゃなくて、流出したことについてのね)をしないと世間一般の会社が「サイバーエージェントですらアレで良いんならうちも」と考えかねないのが問題ですよ。不正アクセスされても捕まるとなれば、抑止力になる?ところがどっこい、海外のサイトが不正アクセスして堂々と情報を掲載した(コレ自体は違法としても)ものを日本の人が見ることは避けられません。サイバーノーガードなんてリスクを減らしはしませんし、そもそも、万が一不正アクセスされて、たとえ犯人が捕まったとしても、情報が流出してしまうという悲惨な出来事を引き起こしてしまうことには違いありませんし、まったく持って顧客を大事にしないという宣言をしているに過ぎませんね。