「なんだ結局嘘じゃん。民主党は間違っていなかった!」

大量申請デマが飛び交い何かと物議をかもしている子供手当てですが。

ザイールなんて国がないのは知っている。政治に興味のない情弱どもの目を少しでも引いて、潜在的な問題に気づいてもらえればそれでいい

http://twitter.com/kituneponyo/statuses/11744127608

しばしばこのように目的のためには手段を選んでられない、という発言が見受けられるけど、そもそも手段を選ばない、というときにとられる手段は全体的に見たら下策であっても当面の目的を果たせるから実施される(例えば独裁者の暗殺とか)ものであって、目的を果たせなかったり逆効果になったりしたら意味がないわけですな。
情報弱者側からすると「デマに騙された」となったら逆に「じゃあ制度はちゃんと運営されていて問題ないんだ」って受け取って潜在的な問題に気づくどころか問題が表面化した上で、実際には問題がなかったと解釈してしまうほうが自然だよね。だって情報弱者なんだもん。
伝える相手を情報弱者と規定しておきながら、自分で正しい判断が出来るはず、と期待しているってのは結構無理がありますな。
まあ、情報強者か弱者かに関わらず、イソップ童話で狼少年がどのような結末を迎えたか、から学べてないのであればデマが啓蒙に繋がるなんてことはほぼないことに気づかなくても仕方がないのかもしれません。