感動したから後継機、では子供手当で民主党、と大して変わらん

要不要とは別にね。予算をとるのに大衆の支持は必要という点で感動物語は必要なんだろうけれども。でも今の政局の中でのこれは何だか政治に人質にとられちゃった気分。それに、こんな形では結果が出せない他の基礎研究に絶望を与える。

僕たちも、あの勇姿を見たから後継機を求める、ではだめだと思う。これをきっかけに日本の宇宙技術開発の現状に触れることができたわけだから、もう一歩踏み込んで、ほかの計画も含めて考えてみたいよね。その点、メディアは後継機の予算が仕分けられた話しかしないのが良くない。完全に政治利用されてるじゃない。本当に日本の技術立国を憂いているなら、発刊ペースの速い新聞が、今こそ宇宙開発特集をすべき。個別論に終始する大メディアなんてのじゃあ存在価値がないよ。

政府には技術や宇宙開発のビジョンへの投資として、冷静な判断をしてほしいものです。もちろん、ともかくにも結果は出したからその重要性も含めてね。