熊に餌やって環境破壊

自然破壊したっていいじゃない。

エサ不足のクマを救おうと、自然保護団体がドングリ1トンをもヘリで山にまいたことに、疑問の声が相次いでいる。生態系を乱す恐れがあるのではないかというのだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101125-00000005-jct-soci

おおよそ人間が「自然」と思っているのって、現状維持の生態系のことを指すんじゃないかと思う。実際の自然は様々な要因から現状維持なんてことはありえない。じゃないと人間なんて誕生してないし。
絶滅から種を救うことだって、もしかしたら本来発生していたかもしれない生態系の変化による新たな種の多様性の抑制という「自然」破壊になっているのかもしれない。人間の一方的な都合による環境保護が必ずしも自然の意にかなっているかどうか。自然の保護が叫ばれる理由なんて、言ってしまえば、人間が快適に生活できるであろう現状の環境をなんとか維持したい、ということに過ぎないのかもしれないよ。地球が温暖化したら困るのは誰でしょうか。熊?鳥?いや、人間だよね。そういうこと。
とはいえ、16〜20世紀にかけて人間は環境と言うことについて無頓着すぎたから、意識して自分たちの環境を将来に向けて維持しようというのは別段問題のある考え方でもないと思う。あくまで人間中心ではあるけどね。

というわけで、この自然保護団体の行為は全然自然を保護してない、もっとも人間の都合に即した理由によるものであるって思っちゃうけど、それはそれでいいんじゃないかな。自然の摂理に反して、熊を愛でるものとして捉えることのできるのは環境をコントロールできると信じている人間の傲慢のなせる業だし、それが人間ってもんでしょ。

それを正義だと思ってやっちゃってるとしたらちょっと気持ち悪いけどね。