アメリカの凋落と仲良し日本

金融絡みの仕事をしていると、ITでは普通の用語の「デフォルト」を不用意に使えない。債務不履行と勘違いされるからw元々、何もしない、できない、という意味で初期値の意味をもたせているらしい。

さて、アメリカが破綻寸前なわけであります。経済が好調でも何でもない日本の現状でも、なぜかリスク回避とかいう名目で円が買われているのは正直なにがなんだかわからないレベル。日本の赤字国債の金額はものすごくて、仮に紙切れになったとしたら円買ってる向きは総憤死間違いなしなんじゃないかと思うんだけど、まあ、国内で銀行がアホみたいに持っているわけだからまた話は別か。

どうやら、デフォルトの嬉々は乗り越えられそうな雰囲気で、お陰さまで今朝は少し円安に振れたみたいだけど、どうもドル高にはならないみたい。他の通貨を見ると一様にドル安。そりゃそうか。円が買われすぎてただけという評価なんだね。
どうにも迷走している政治の中で、企業が「これ以上の円高は耐えられない」と信号を発しまくっているのにそれに対して手を打てない。もっとも、オーストラリアとかニュージーランドは超絶高になっているけれども。

効果はあんまりないかもしれないけど、ここらで一発介入かましておかないと舐められるかもよ日本。でも介入した挙句アメリカが破綻したらまあ大変な大損するわけで。

でもさ、どうせ何もしなかったらぶっ倒れる政権なんだし、このままじゃ日本全体アメリカと共倒れするのは目に見えてるんだから、色々覚悟してやってみるのも手だと思うんだよな。はてさて。