原発の現場

見てきたわけじゃないから、人伝えでしかわからないもの。こと。

原発労働というのは、実は差別の問題であります。その差別的な状況を、実は推進派であっても、反対派の皆さんであっても(よく分かっておられない)、今、廃炉という作業、収束の作業をやっているのは、紛れもない僕たち人間です。僕たちは人間なんだ。そして、僕たちはその人間としての尊厳を取り戻したい(のです)。

http://www.janjanblog.com/archives/75505

僕はどっちかというと存続派ですけれども、以前から原発の現場はこういうものだ、という話は聞こえてきたことはある。放射能が伝染るとか汚染された血液がいりますかとか、そういう発言が現場を傷つけるものであるのは議論する必要もないと思っています。

危険なものを怖がるな、というつもりはありません。でも、当初福島差別が起こった(今も続いていると言ってもよいでしょう)ように、間違った知識によって差別が行われるということはあってはならない。そして、そのせいで原発の現場が危険なものになってしまうのであれば、もうどうしようもないですよね。

正しく怖がれ、にはこういうことをできるだけ起こさないための要素もあると思う。今までなんとなく、「危険だけど必要だからしょうがないけど働いている人には関わりたくない」って思っていた人も多いんじゃないかと思う。でも、今回のことで、放射能原発と関係ない人でも日常的に接するものだし、量が少ない限りは作業員だろうが一般人だろうがそんなにリスクは変わらない、ということはある程度わかったんじゃないかと思う。なので、せっかくの機会を生かして今こそ原発作業員に起こる差別の問題を解消したいものです。