仕事ができない人の5つの特徴

学生から「”仕事ができない人”ってどんな人だと思いますか?」と聞かれたことがあったようななかったような気がするので答えてみました。

1.仕事を「強みだけ発揮できればいいや」と捉えている

仕事においては、「自分が得意なこと」だけをやっていられるのが一番効率がよいものですが、人間、得意なものなんてそんなにあるものではありません。例えば、僕は鉛筆を削るのが結構得意なんですが、「俺のパフォーマンスを生かすのは鉛筆削りだけ!」とか言っていたら会社のお荷物のそしりを免れませんね。
自分の役割をきちんと把握して、それに見合った能力を発揮するように成長を心がけることが必要です。スタート時の実力をもとに仕事ができないと評価されるのは単なる上司の手抜きです。

2.慎重さに欠けている

仕事ができない人は、自分の能力を過信していることが多く、ついついキャパシティー以上の仕事を引き受けてしまうことになりがちです。挑戦が大事と大口を叩いて取って来た仕事はどう考えても赤字が見えている、ではお話になりません。
会社の行政が思ったように上がらない時、彼らは「ほら、あそこであの仕事をやらなかったから」とうそぶきますが、実際に取って来た仕事は全部赤字だったりします。

3.「そんなの知りません」って言ってしまう

仕事のできない人は、自分の世界を広げようとしません。等身大の自分をアピールすることが大事だと勘違いしています。仕事をしていく上での最大の弊害は、彼らがしばしば繰り出す「無関心」です。
せめて「知りませんでした。次回までに勉強してきます」と言ったら見所があると思うのですが、往々にして「なんで僕がそれを知っていなければならないんですか?」と逆に質問されたりします。
周囲は無意識のうちに「あいつは今できることにしか関心がないから」と考えるようになり、ルーチンワークしか与えなくなります。その結果、彼・彼女はいっそう「仕事ができない」人間になっていくのです。

4. 苦手なことを苦手だと認めない

もう一点。彼らはプライドの高さゆえに、苦手であることから逃げようとします。「今はまだ苦手なだけだ(自分には可能性があるはずだ)」と開き直りますが、その実、仕事を通じて苦手を得意に変えるという努力を怠ります。

苦手なことを苦手と認めない人材は、仕事を振るのが難しいため、周囲は彼らの扱いに苦労することでしょう。この特徴をもって、周囲は彼らに「あいつは仕事ができない」というレッテルを上塗りされていくことになります。

5. 今の場所で頑張り続けようとする

ダメなら、さっさとやめなさい! ~No.1になるための成功法則~

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「仕事ができない」というのは、ほとんどの場合、本人の問題です。「仕事ができない」人が異動、転職、起業などによって突然活躍しはじめた、という例をみなさんも見たことがあるのではないでしょうか。気のせいです。「仕事ができる人」というのは環境を選ばずパフォーマンスを発揮します。もし環境のせいだとしたら、それは「仕事はできるけど成果が思うように出ない(報告されない)」だけです。それを「仕事をできない」と評価されるのであれば、それは誤った評価がなされているだけで、できない人が急にできるようになったりはしません。
もちろん、人間には向き不向きというものがありますから、環境を変えたらできる仕事が見つかることはあります。合わない仕事をやり続けることはよくないかもしれません。しかし
「流石に何十社も渡り歩いて、それでも「仕事ができない」のであれば、自分に問題があることを否が応でも自覚するでしょうしね。」という以前にそう簡単に何十社も渡り歩けないので、多少なりとも今の仕事で自分は何をすれば成長できるのか、を考えて行動しないと、「仕事の出来る自分」を永遠に夢見るだけになることでしょう。

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