IT屋をラーメン屋に例えるとちょっとわかりづらいので噛み砕いてみる
元ネタ
いやまあその一言で「ITの世界」と言われちゃうとちょっと悲しいのですが、最後のあたりはああああってなりますよね?
そりゃね、店先のディスプレーに豪華なサンプル並べていざ注文して出てきたのがそれと違ったら怒りますけどね。ITの世界の難しいところはそこで、「これがトッピングされてますよ」と「これができますよ」の違いですよね。後者はわりかし具体性に欠ける世界です。一方客の方も「腹は減っているが何が食いたいかわからん」状態なんですよね。
はっきり言って「ラーメン屋でラーメンが食べたくてラーメンを注文する」のはまだ話が通じる方で。「なんでもいいからオススメ」と言われて嫌いなものはありますか?好きなものはありますか?なんて聞いて面倒臭がられて出してみたら「俺、肉あんまり好きじゃないんだよね。要らないから安くしてよ」って調理後ですがな。でもそれって結局客のニーズと店構えがあってないっていう問題ではありますよね。
つまり、ITの客にとってはIT業界は銀座の鮨屋みたいなわけのわからないところで、壁には全部「時価」って書いてあるし、隣の客とその隣の客がおんなじもの食べてたのに支払の額が違ってますよ?みたいな。中途半端に金がある人が何も知らずに入ってきてひと通り食ってから会計見て詐欺だと言い出すような。
安けりゃまずいのは当たり前、というのも高けりゃ美味いわけでもない、というのはどの業界も同じようなもんだとは思いますけれども、ITの客側から見た不透明さはホントどうにかならないものかと思ったりはしますよね。中の人だって自分ちの掲げている看板の内容良く知らなかったりするからね。
そういうギャップを無くすことができれば変な話にもならないのでしょうけれども、客にそれを強いるのも難しいからなかなかうまく行きません。