葉桜の季節に君を想うということ / 歌野 晶午

葉桜の季節に君を想うということ
実は、ネタバレしていたのです。同じ時期に刊行された某氏と根本のネタが被っていると言うことで。それでも読了後は面白かった。伏線の張り具合がよくできていて、文章のタッチそのものも伏線(というよりミスディクションか)になっている。
ただ、メインのトリック?と作中で起きている事件があんまり関係ないのが残念至極。そういう意味ではかぶった某氏のほうがよくできていた。でもまあ、最初の何ページかで文章に嫌悪感を感じて読めない人とかもいそうな気がしますね。