社畜批判ってなんなんだろう
なんかなー。サラリーマンあるあるみたいな。
おれは鎖につながれたくないんだぜ!自由なライフスタイルこそ至高!ってのは万民に実現できるものでもないし、目指すものですらない。仕事は面白くてもいいし、面白くなくてもいい。人生において、仕事に見合うリターンが得られる事こそが重要だよね。
わかんないのは、やりがい搾取の強調。ここはほんとに難しいところでビジネスと人生の事象の地平線みたいな話になってしまうんだけど、薄給でもいいから楽な仕事で残りの時間で好きなことやってというのと、薄給だけど好きな事を仕事にしようってのとの差は実は大きくない。前者の好きな事をやるっていうのは別の形で何処かに金を貢いでいることが多いわけで。
なんてことを考えてると結局社畜社畜言う人って「お前らもっと楽な仕事で高給よこせって要求しろよ」って言っているだけに聞こえるんだよね。
そりゃブラック企業とかで貧乏暇なし状態ってのはたぶん社会的基準から見ても十分搾取といえるレベルだとおもうけどさ、ふつーに働いてふつーの給料もらっているぶんには飼いならされててもいいと思うんだけどなあ。
社会的な不均衡を正すとか、搾取の構造をなくすっていうのはありなんだけどアプローチとして労働者批判をする意味がわからない。自覚的になれっていうハッパならともかく、罵倒する意味がね。