感情的にもなるし間違ったりもする

昨日のエントリでは偉そうに書いていますがしかし僕自身常に冷静に書いているかというと全くそんなことはありません。報道を額面どおりに受け取って感情的になって書いたり、人を馬鹿にしてみたり、尻馬に乗って一緒に罵倒してみたり。ひとしきりやっていると思う。特に何を書きたいのかわからずとにかく書いていた初期のころ(去年の秋口くらいまで)はそんなのばっかりだった気もします。
ただ、ちょっと前にJASRACについての報道を受けて書いたとき、最初は罵倒していたんだけど、客観的なソースを追って、そのあとで書き直したものは当初のものと80%くらい異なる主張になっていました。
感情的になって書いた文章は、あるいは人の心を直撃する可能性があります。何しろ自分が受けた衝撃について生に書いているわけですから。その一方で、事実を捉え損ねたり、矛盾していることを平気で書いてしまうかもしれない。うーん、どっちかというと感情的というより逆上ですね。
ただ単に冷静な文章はもしかしたら伝達力が弱いかもしれません。文章に感情を込めるのと、自分が感情的になって書いているというのは違うのかなとも思います。
だから、書いた後、その文章は何に向けて書いているのか、ということは一度立ち止まって考えようと心がけるようにしています。必ずしもできてはいません。

なお昨日のエントリで例にあげたのはご推察のとおりですが、僕は高木さんのやりかたそのものはありなんじゃないかとは思っているのですよね。というかファンです。自分が言われたらどうしようと思いつつ。ただ、技術的なことを資格を持った人しか書いてはいけない、というわけじゃない以上、どうしても判らないで書く人は出てくるし、あるいは誤って覚えている人もいるわけです。僕もそうかもしれない。そういう人をどうしたいと思っているのかがイマイチわからないんですよね。反省してもらいたいのか二度と技術ネタを書くなといっているのか。