なんかこう、レトリカルな部分を重視しすぎというか

婉曲話法に対して「そんなこと誰も言っていない」みたいな感じで返すと、ため息と共に「なら病気の子供はいなかったんだ!よかった!(苦笑」と返されて終わりになっちゃうわけで。
言葉の厳密性を要求してみるのもまあ一つの応対の仕方としてはありなんだろうけれども、そこで話題の本質から離れて揚げ足取り合戦になったり、言葉の定義を語りだしちゃったり、概念的な話題のはずなのに事実関係の確認に走っちゃったりするのは非常に意味がない。
どうしてもこうだ、って言い張らなければならないことがあって、それはもう議論じゃなくていいから、どんな理論にも屈しないから、みたいなのは特に非難のしようもないけれども、それによって他の人の考えを変えようとするんであれば、議論のルールに乗ってくるべきだし、目的をはっきりさせて、レトリカルな問題や誤認の問題で「ほらみろやっぱりお前が間違っている」みたいな反応をしても説得できないってことは知っておくべきなんじゃないかな。
裁判じゃないんだから、勝ち負けの問題ではない。何を納得させるか、あるいは納得させられないかが大事。