ウェブコミュニケーションの最大の問題は「コピペできちゃう」こと

結局、棲み分けを阻むのはこれだよね。複製の容易性さえなければ到達可能性を減らすことでの棲み分けは可能。全部mixiみたいなイントラコミュニティーの集合体にしてしまい、参加ハードルの設定により到達可能性は可変になる。中に入らないと情報は得られない。かくしてGoogleは敗れ去り登録制ディレクトリ型検索エンジンが覇権を…ってあれ?。話はそう単純ではないけどね。
でも、残念ながら(いや、個人的には全く残念ではないが)世界はそういう風に創られなかったし、これからますますメタメタ(メタデータ支配)になっていくんじゃないかな。むしろ、この先いわゆる「個人」というものと「ペルソナ」というものがそういったメタな視点により分解されていくかもしれない。現実世界への言及は、それらを再結合する行為で、情報の粒度が上がって別の価値をもつ。相対的にネタになりやすいってことね。
メタ議論空間においてはそういうネタが外部から供給されるとありがたいというか「燃料投下!!」なわけだ。
棲み分けができない以上、ここは覚悟しておかなければならないラインになるだろうし、目的が違うことに共通のモラルでは対処できない。原則を無視することがなければ(これは無条件に受け入れろ、ということではない)、概ねうまく行く。
悪意の発露はそれを行った時点でベタ対ベタだからね。理不尽な言いがかりは左右から押しつぶされるのがウェブってもの(だと思いたいけど現実には理不尽な徒党というものもある。これをなんとかするのがリテラシー教育だと思わなくもない)だし、理不尽でないなら何らかの原因があるのだ。