今更ながらサキヨミでのトリアージ報道で紹介されたイギリスのテロの事例について

某ブクマ経由某コメント欄でLancet(英国臨床研究雑誌)に掲載されたロンドン同時爆破テロの事例が紹介されていた。

2005年7月7日午前8時50分にロンドン市内の地下鉄3ヶ所で爆発が起き、さらに9時47分にバスの爆発が起きた。
被災者は合計で775名、うち現場で死亡と判断されて医療機関への搬送の対象外となったものが53名であった。
うち2名は一旦はトリアージ対象とはなったが、結果的に黒タグと判断された
(→ 黒タグ2枚の正体。51名はトリアージすらされず、死亡とされた)。

先のサキヨミの番組内で専門家?が「欧米ではたとえ心肺停止でもまず黒タグはつけない」と言っていたが、まずつけないどころかつける価値もなく死亡と判断された人数の方が黒タグより多かった、ということだ。
51人もいたら、首と胴体が離れているような、あるいは原型を留めていないような、明らかな死者だけじゃなく、外見上助かるかも知れないと見えるような心肺停止状態もいるんじゃないかと思うけれども、原典に当たれば書いてあるのかな?
「因みに英語の黒タグには morgue死体安置所)と書いてあります」だそうです。容赦なさすぎですね。