googleは検索に何を求めているのか

googleが出てきて衝撃的だったのは、求めているサイトへの到達性のすごさだった。それから10年くらい経って。

facebookのいいねなどのユーザー評価をスコアリングするようになるとは思っていなかった。結局のところ、インターネットのマス化とは広告市場化に他ならないという現実。

誰かがいいって言っているものを求めることもあるんだろうとは思うから、そういう機能があるのはいいんだけどね。

中身は自分で評価するから到達性だけを高めてくれ、と思っていたニーズにマッチしていたgoogle。でも、恣意的な評価を元にした「おすすめ」にシフトしてしまったgoogleを「検索」サイトと認めてよいのだろうかと思い始めている。googleが登場したタイミングでyahoo!がそうなっていたように、もはやgoogleはソーシャル評価ポータルサイトでしかなくなっていくのではないか。

クソくだらないノイズのような情報の海を、見事に掻き分けてぐんぐん進んでいく、そういうイメージのサイトが、クソくだらない情報を「これが世界の選択だ」ばかりに押し付けるように変容していくさまはちょっと悲しい。

ようは、「昔だったらちょっとキーワード入れたら発見されていた情報が全然見つからないようになったんだよクソが!」ってだけなんだけどね。

かつて、googleが登場するまでの間、ノイズを掻き分け目的のサイトに到達するためのテクニックが競われていた。また、その時代に戻る日は近いのか。