プロジェクトを壊す「評論家」の存在

ややへたり気味な一週間でした。相変わらずタスクの消化より追加タスクのほうが多いという状況です。問題プロジェクトに必要なのは頭数じゃなくて抜きん出た能力の存在×タスクの種類だと思う次第。

1.船頭が多すぎると山に登る。
2.あっちいけこっちいけ言う人が多いと、フラフラしてゴールに着く前に疲弊して死ぬ。
3.船を漕ぐ奴より、指示を出す奴が多いと、船が重くて前に進まない。
4.舟を漕がない乗組員が多いと、コストばかりかかって仕方が無い。
5.舟を漕ぐ奴が、漕ぐモチベーションをなくしたらプロジェクトは失敗する。

プロジェクトを円滑に回すには 島国大和のド畜生

これはごもっとも。まあ山に登るのなら命は助かりそうなのでまだいいほうで大抵の場合転覆したり氷山にぶち当たって沈没したりするわけですが。
一番の問題は、迷走することよりも、間違った方向に一直線に進むことなんじゃないかとここ最近は実感中です。つまり、出港しちゃいけなかったの出ちゃったとき、「もう目的地に向かって進むしかないんだよ!」と他の選択肢を考えないというのがまずい。

船頭が多かったり、間違っちゃったりするのはもちろん問題なんだけど、もう一つ大きな問題を感じるのが「評論家」の存在。現状について問題を指摘したり、提案をしたりするのはいいんだけど、実現性の検討とか、推進をしない。でも、言っていることはもっともなので、つい俎上に載せてしまって時間を使わされちゃったりする。言うならやってくれよと。でも言うだけなんだよね。しまいにゃあの時こうしてたら良かったのにねばっかり言うようになってメンバーの士気が落ちていくという。

危機的状況においては、タスクをグリップして推進できるリーダー以外は全員作業員でないとダメですね。