読んでたらヤバイ?迷作SF小説8選
昨日のエントリのブクマを見ているとなんかニーズがありそうなのでw
ただ、読んでたらヤバイというSFなどそれほどない上に僕がそこまでアレなものを読み込んでいないので書き始めの今の時点で10選できるか実に微妙。読んだら人間性を疑われるとかそういう方面を期待している人はごめん。
1.「虎よ、虎よ!」アルフレッド・ベスター
- 作者: アルフレッド・ベスター,寺田克也,中田耕治
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/02/22
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以前書いたように、ラノベ酷いのネタにされてしまったこれだけど、まじめに没入するとこの視覚効果は結構ヤバイ。理不尽なまでの主人公の怒りに呼応してバッド・トリップしてしまうかも…
2.「ヴァリス」フィリップ・K・ディック
- 作者: フィリップ・K・ディック,Philip K Dick,大滝啓裕
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1990/06
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3.「虚航船団」筒井康隆
- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1992/08/28
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筒井康隆といえばこれと「残像に口紅を」がおすすめ。いや、普通人にはおすすめしないぞ!
- 作者: 沼正三
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 1999/07/01
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- 作者: 沼正三
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ひょんなことから未来世界に招待された日本人とドイツ人のカップル。しかし、その未来は日本人が家畜人「ヤプー」として白色人種に飼われる異様な社会だった…いやこれSFでしかできないよな…
まあ色々やばい。読んだら右翼が家の前に街宣に来るくらいヤバイ。
5.「セックス・スフィア」ルーディ・ラッカー
- 作者: ルーディラッカー,Rudy Rucker,大森望
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1992/06
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意味わからん…
もちろん、まともにポルノではない。4次元通り越して5次元までいって頭おかしくなります。
- 作者: 小木曽絢子,ロイス・マクマスタービジョルド
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1991/01/31
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7.「ダイアネスティック」L・ロン・ハバード
- 作者: L.ロンハバード,Ron Hubbard,トランスレーションズユニット
- 出版社/メーカー: ニューエラパブリケーションズジャパン
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8.「悪徳なんかこわくない」ロバート・A・ハインライン
悪徳なんかこわくない 上 (ハヤカワ文庫 SF ハ 1-6)
- 作者: ロバート A.ハインライン,矢野徹
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1977/09
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いやいや、これが書かれた時代を考えると、こういった問題はタブーに近かった。SFが音楽におけるロックの役割を文学界(?)で果たしていたことを思うとこれはまさにロック。
いやー、これが限界。どうしてもやばい系はホラーに近づいていくので純SFジャンルというのは難しい。ここに上げたものもSFと言えるのかというものもある(それどころか小説じゃないものもあるけどw)。ヤバイSFが読みたければディックを読めば事足りる、というのもある。「変種第二号」を読んでなお自動殺戮兵器を作ろうとしている人がいたらキチガイだ。
それでもヤバイSFというのは沢山出てくる。ひとつ言えるのは、SFというのは限界突破するための小説であるということ。限界突破の方向が社会の問題を超えて人間の有り様に至った時、SFはそのヤバさを最大限に発揮するのだ。
あと、日本人は変態。