デスマーチにたとえられるのは末期だよなあ

IT業界でデスマーチと言う概念があるのは確かですし、実態としてデスマーチが横行しているも事実。でも、プロジェクトと言うのは終結するものだし、場合によっては一人のスーパースターによる大逆転が起こることもあります。終わりが分からないと言っても予算が尽きれば事実上の終わりを迎えるし、戦士は倒れて再起不能になるかも知れませんがデスマーチそのものはある特定の場面としてしか存在しません。
しかし、今医療が直面している問題が「医療システム」という一つのプロジェクトがデスマーチ的な状況にあるということであれば、これはもう現場でどうするという問題ではなくなっているということになりますから、手遅れに近いという印象があります。そこに到った責任を一方的にある部分に求めすぎていないかということが気になります。この問題を真剣に考える医師の方々の大部分はそんなことないのでしょうけれども、外部要因なので仕方がない、というような考えを持っている医師が結構いるんじゃないかとも思ってしまいます。実態が分からないので。
それにしても、世間の人が医師に対して抱いているイメージを何とかしないといつまで経っても解決しない問題だと思いますけど、いわゆる一般人がイメージする「セレブなお医者様」ってどのくらいいるものなんでしょうかねえ。