はっきり言え。

なんで反発食らったかわかってないでしょ。

小飼弾さんよりトラックバックを頂きました。ただ、何か勘違いをしているような気がします。
〜(中略)〜
法に基づく裁判ではなく、素人たる大衆の即時的な感情に基づく裁判──いわゆる人民裁判」──を日本にも導入せよというのは、一つの考え方だとは思います。

潜在的な顧客ですらない: la_causette

違うよ。dankogaiそんなこと言ってないよ。素人が言っていることをそのまま受け入れよなんて言ってないよ。色々ツケが回って結果「素人は黙ってろ」って言える世の中じゃないからちゃんと説明しないとダメだよって言っているだけだよ。
小倉先生、「弁護士のことは弁護士しかわからないから黙ってろ」って言いたかったんでしょ。でも、それだと弁護士ってのが「専門家という地位を笠に着た驕り高ぶった人間」って受け取られたら嫌だから「専門家」ってぼかしたんでしょ。でもここで弁護士が素人の要求を呑まされるのは国民のためにならないよって言っちゃったら一般論じゃないじゃない。最初から弁護士の話で押し通せば良いのに。

自分の主張を受け入れない専門家に対して「素人は引っ込んでいろと言うのか」と文句をつけているのは、別にその専門家の顧客ではありません。また、自分がその専門家の顧客に将来なったときにそのような行動をとってもらいたいとの観点からそのような文句をつけているわけでもなさそうなので、そういう意味では、「潜在的な顧客」ですらありません。

潜在的な顧客ですらない: la_causette

つまり、そういう方々に将来弁護を依頼されたら丁重にお引取り願うか、全力を尽くさないかってことですかね。小倉先生はそれでもいいと思いますが。

その「ツケ」は、弁護士たちが支払うというよりも、十分な手続的保障も得られないままに確率論的に極刑を科せられる将来の国民が支払うことになります。もちろん、小飼さんも、日本から脱出しない限り、確率論的にツケを支払わされる国民の1人だったりはします。

潜在的な顧客ですらない: la_causette

弁護士が素人は黙ってろって言えば言うほどその説明に納得がいかない一部の国民が大声を上げて、「人民裁判を導入せよ」となる未来を避けるために専門家は説明をすべきだ、と言っているdankogaiがなんでこんなこと言われなきゃならんわけ?ツケ払いたくないから苦言を呈したんでしょ。
何度も言っていますが、

従って、「why」に対してその専門家や同業者集団が懇切丁寧に説明をしても、それらを全て悪意にしか受け取りません。

潜在的な顧客ですらない: la_causette

と言うような人は一部であり、一部と言ってもそこそこの勢力を誇っている。一方で、説明をちゃんと理解したうえで問題点もあるよって言っている人もいる。弁護団側の主張に納得している人もいる。悪意にしか受け取らない人だけが発信のターゲットですか?違うでしょ。少しでもそうじゃない人を増やすことで将来のリスクを軽減できるならすべきでしょ。現に弁護団側に宗旨替えしている人もいれば、説明が納得いかないから弁護団に反発している人たちもいる。未来を決めることの出来る人として、ちゃんと説明ができる弁護士という存在はあるはず。そこで「素人は黙ってろ」って言って誰も説明しなかったら終わりです。悪い面だけしか見ようとしなければ、なんでも悪く見える。弁護士の仕事のみんなにとっていい部分を説明しようとしている人が、みんなの悪いところをあげつらいながら説明したって感情的な反発を招くのは当たり前で、そんなことがわからないんだったら弁護士は要らないって判断されてしまうこともある意味弁護士自身がそう誘導しているということです。それは本意なのですか?
裁判員制度人民裁判にならないためにも、もっともっと説明すべきだ、dankogaiはそう言っている。それに納得がいかないのであれば、ネット技術の専門家でない小倉先生も、ウェブの技術に対して口を出すのは止めたらどうですか?どうやったらウェブの全体的なスキームを壊さないで実現できるかについてみんなが思い悩んでるのに導入すれば解決解決なんて叫んでもどうしようもないのだから。