未成年者に携帯サイトを使わせないという「配慮」

僕は、少なくとも未成年者が持つ携帯電話は、コミュニケーションツールとしては「特定少数」と連絡するためのものである、と言ってしまっても良いのではないかと思っていたりします。電話に余計な機能を持たせすぎなんですYO!

「有害サイト」と言って思考停止が起きているとしか思えず、実のところKDDIauであれば、これは公式サイト(の一部)以外は全てアクセスできなくなることを意味するし、NTTドコモにしても、ソフトバンクにしても、その幅は結構広い。ここでは、「コミュニケーション」が全面的に制限されていることに注目されたい。

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確かに有害サイトと言って思考停止が起きていることは否めないけれども、じゃあ現実解はどこかと。業者側が安全性*1を担保できないのであれば、一律規制と言うのは、特に社会的に判断力がなく保護される対象と見做される未成年*2に対する施策としては必ずしも間違いではないと思います。
果たして携帯サイトによるコミュニケーションは、若者たちに対して発展的な影響を与えるのかどうか、正直イマイチピンと来ないのは僕がもう既に古い世代に該当するからだろうとは思いつつも、何も考えていない子達にも使える、どうにでも悪用できるシステムを提供するのではなく、本当に使いたい子があの手この手で使う手段を考える、と言うのが正しい子供の遇し方なんじゃないかと思うのです。
なんだか物事に対する障壁がなくなりすぎですよね、最近。

*1:ここでは出会い系的なものの温床になるようなシステムであってはならない等

*2:気を配らないと親の虐待と見做されがちな昨今ですね