食の安全性と言うもの

食の安全性は、完璧でなくてはならない、と言うのは無茶無理無謀であって、そんなことをしたら隠蔽体質が蔓延するだろうことは想像に難くない。生ものを扱う以上、運不運と言うものもあって、じゃあ、安全性とは何かって言うと、できるだけ努力して、まずいことになる可能性を排除しよう、というところでしょう。変なところから仕入れないとか、キッチンは綺麗にとか。
トレーサビリティーだって、トレースできるから安心よ、ではなくて、ちゃんと身元を明らかに出来るところから仕入れてますよっていうアナウンスに過ぎないけれども、そういう努力をしているよ、ということの表明ではあります。
〜だから安全とか〜だから安心とか、そういう問題でもないし、最後に信じるのはシステムではなくて人になるわけだから、会社としてこういうことをやっています、だから大丈夫、ってのも現場レベルでは眉唾。
逆にいうと、現場でこれだったら大丈夫って判断は大抵大丈夫。でもそれやっちゃうと企業全体が現場レベルの認識を持ち合わせていると思われてしまうのでやっぱり現場は全体のポリシーには従わなければならないと思うわけ。ゴキブリは揚げない、とかね。