RFPもないんじゃいくら掛かるかわからんよな

ウェブサイトの構築費用相場の早見表なんてヤバイ記事が掲載されちゃったもんだから、みんな恐慌をきたして右往左往しておりますね。
正直言ってそちらの方は門外漢なので、なんともかんともなんですが、ウェブサイトって大変なのね。ものすごいブレブレってことなんだよね。というか、機能をつめて見積もりするんじゃないなら大変すぎるね。
でもなんかあの早見表はイメージレベルではそんなにおかしくないかも。会社自体が十分に体力があれば、ある程度のああいう基準も必要です。逆に体力ないところはもっときちんと見積もって行かないと吹きとんじゃうから。
ユーザー側も、システムを求めているわけじゃないから厄介だよね。システムを作るんであれば、まあ最近であれば段々RFPとかをちゃんと出してくるようになったし、これはJ-SOXの影響なのかも知れないけど。そういう、要件と見積もりの乖離を少しでも無くそうとする努力はシステム発注対システム受注の関係にあるからで、ウェブサイトの構築ってのは実際問題として、具体的なサービスとかそういうものがなーんにもわからないけどとにかく時代においてかれるからうちの会社も作れって言う社長の鶴の一声とかでプロジェクトが始まっちゃうわけだ。そう、ぼったくりのチャ…じゃなくて、ようはそういう人たちって機能とかそういう単位で発注できないんだよね、多分。だから、早見表みたいなのも目安としてはあっていいのかも知れない。でも、あれは本当に目安でしかなくて、あれで絶対出来る、あるいは、絶対にあのくらい掛かるって事では全然ないから。
結局は複数の会社に見積もりだすことになるんだけど、見積もりが高いか安いかも評価できないよね。出してきた提案の機能を評価できないのではね。
僕はウェブサイト屋さんじゃなくて、システム屋さんなので、業務分析とか、最適なソリューションの提案とかをやって、妥当な金額だと判断してもらうわけだけど、ウェブサイト屋さんは普段どういう風に仕事の要件を定義するんだろう。こんなに値段のことで騒ぎになるんであれば、普段はあんまりお金と機能のマッピングとか指標作りとかはしないのかな。
僕らは所詮人月商売だから、あんまり一機能「いくら」とか考えたことがないなあ。アーンドバリューマネジメントとかあるけど、正直金金金金うるさいよ、みたいな感じになっちゃうなあ。違った世界を垣間見て、ちょっと面白かったです。
この辺の話
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