続・弁護士の職務って

前回のエントリで書きたかったのは、「嘘だと思ってもクライアントを守り続けるのか」ということで、必ずしも今回の光市の事件に当てはまる話ではないのです(最後の一節を除いて)。まあ、弁護士だって「降りれない」わけじゃないですから、今回は真実と認めるに足る、と判断されたのでしょう。

大事なことは、僕らには被告人の証言の真実性などわからない、ということです。だから、蓋然性のない仮説は社会的に異質なものとして排除される運命にあることくらいわかる頭を弁護士という人々は持っていると思うのですが。

弁護士の職務ってなんなの? - novtan別館

これは少し言い過ぎですね。わかったとしても、そこに被告人の真実があるのであれば、結果としてそれが受け入れられなくても主張しなければならないのが弁護士の職務ということであれば仕方がない。
真実性がわからない以上、被告人の言うことを信じてそれにそって弁護する、というのが正しい、というのはわかりました。結果として生み出されるものには釈然としない気持ちは残りますが…

ブクマにお返事

ご批判のお言葉は深く受け止めつつ、まとめて、になっちゃいますが。
弁護士の役回りについてはわかるんですが、弁護団を結成して記者会見を開いて被告側の主張を世間に開陳するというのが当事者主義ってわけでもないと思うんですよね。その辺が少し引っかかる。
被告人を裁け、というわけではありません。でもね…
あくまで雑感でしかありません。