世界禁煙デーに喫煙について考える

今日は世界禁煙デー。それにちなんだ記事とかも新聞に出てますね。
さっきめちゃイケでナイナイが一日禁煙にチャレンジしてた。ビンタよりタバコがいいっていうヘタレっぷりを見ていると、タバコに依存症などないという人々の主張がどれほどアレなのかと思ってしまう。まあ、多分に演出的なものなのだろうけれども。

1箱約300円という日本のたばこの値段は安すぎる。1箱千円にすれば9兆5千億円の税収増が見込め、仮に消費量が3分の1になっても3兆円超の税収増が見込める。社会保障の財源として、消費税より先に議論すべきだ。千円になれば多くの人が喫煙をやめるので、健康被害が減って国民医療費を抑えられる。未成年の喫煙抑制や防火にも役立つ、と説く。

http://www.asahi.com/life/update/0530/TKY200805300303.html

これは最初に提示されたときにも話題になりました。計算はちょっとおかしいんだがw
で、コレに対する反論として挙げられている中にこんなのが。

ジャーナリストの斎藤貴男さんもその一人。「私はたばこが嫌い」としつつ、「健康を害して高い医療費がかかるから高い税金を払えというのは、後期高齢者医療制度と同じ論法。世の中はお互い様なのに人の生き方や好みを監視し排除するのはおかしい」。

http://www.asahi.com/life/update/0530/TKY200805300303.html

監視なんて誰もしてねーしw大体医療費の話は二義的だろうに。

「タバコは神様の贈り物」の著書がある医師、橋内章さんも「禁煙推進で医療費が抑制できると言うが、果たしてそうか。仮にたばこが有害ならば、やめると寿命は延び、高齢者医療費も増える。安易な主張だ」と批判する。

http://www.asahi.com/life/update/0530/TKY200805300303.html

ちょw寿命が延びるのを社会的に否定wwタバコは神が下された寿命抑制ツールですかwww
まあ、抑制派の医療費の話も牽強付会であることはあるんだけど。
ただ、この提案を認めることは、他の嗜好品にも適用される可能性を認めるということだから、趣味なんて何もないって人以外は戦々恐々とすべきなんじゃないかって思う。音楽税とられたって文句言えないぜ?「タバコだからよい」ってことはないのよ。健康被害やその他の問題っていう意味では酒税だって上げたほうがよいという議論は出来る。児童ポルノ被害者基金の為にエロゲ税を課すとかも面白いかもね。
単純に税額を上げることで解決しようという試みはあまり筋が良くないんじゃないかなあって思う。もうちょっと病気と直接的な因果関係があればよいんだけど。でもそれだけを問題にするなら糖尿病や痛風を避けるために美食税が必要かも。
僕は繰り返しになるけど、「俺の前で吸うな」派であり、ガンの原因であろうがなかろうが、人に迷惑を掛けないところで吸えばよいと思うのだ。もちろん、将来罹患した肺ガンの原因がタバコかどうかが特定できるような何かが開発されて、保険が利かなくなったり自己負担が高くなったりすることがあれば、それは自業自得である。
タバコ税上げるんならこういう建前ではなく、「税収が苦しいから嗜好品から金とります。イヤだったらタバコを吸わないで他の事に金を使って景気に貢献して下さい」とはっきり言えばいいのだ。