CDプレイヤーっていつまで等倍速なの?

まだこんなことやっていたんだピュアオーディオ界。

同社の原盤制作技術をベースに、音質に影響を与えるゆがみなどを抑えられる「最高の素材を組み合わせた」(開発者)ことで、演奏の原音を忠実に再現できるという。

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/081210/biz0812102020020-n1.htm

CDってデジタルデータだから、音質が落ちる原因ってのはそれほど多くない。

  • エラー訂正が追いつかないくらい読み取り品質が悪い(ノイズ入るよねこれだと)
  • D/A変換後のアナログ回路に影響があるくらいのノイズがパーツから発信される

このくらいじゃない?
前者はそれこそエラー訂正できない時点でダメだし、出来たらソースと同じデータに絶対なるはず。もし補完でなんとかしている、という話であれば補完部分が若干変なデータになるのはわかるけど、そんな方式だっけ?
傷がついてCDプレイヤーじゃまともに再生できなくなったのをPCで読み出してCD-Rに書き出したら元通りとかよくあるので、読み取り品質がリアルタイムに影響することは実際あります。だから、ソースどおりに読めないってのは等倍速で先読みしないから訂正処理が追いつかなかったり、フォーカスも甘くて処理が間に合わなかったり、という処理の怠慢問題だよね。
後者の問題は存在するかもしれないけど、それはCDの盤を改善するよりも読み取り装置を分離するほうが先決。盤で解決されるなら高い装置は要らないのかもしれないけど、それを言ったらソースのデジタルデータをそのまま受け取れる記録方式が一番なわけで、CDの存在意義なんてほとんどない。
昔、オーディオ誌のレビューで「HDDを変えたら音質が変わった」なんてのがあったんだけど、デジタルデータの何たるかというものをもうちょっと考えて欲しいよなあ。
機材で音が変わるのは確かなんだから(特にアナログ部分なアンプとかスピーカーとかね)、そっちにもうちょっと力が入らないものか。
超高級アナログアンプと超低価格デジタルアンプの音の違いがわからなかった、という話もあって、オーディオ界にとってはデジタルは天敵なのかもしれません。
さすがに1タイトル18万だとイオンなんちゃらとか波動なんちゃらとかと同じ商売の臭いを感じてしまうなあ。
音質のためにお金をかけることのすべてが無駄とは全然思わないけど、もうちょっとやりようがあるんじゃないかなあ。