新卒偏重とかの問題

あんまり単純化したくない問題。新卒偏重主義を捨てるというのは同時に色々なセーフティーを切ることにもなりかねない。いわゆる会社員(ホワイトカラー)とそうでない人の格差が開いてみんな会社員を目指すという状態もおかしい。
ここであえて単純化すると、年齢経験不問というのはぶっちゃけ完全実力主義で、低成長を許容しないか、成長が必要とされない(つまり給料も上がらない)単純労働のどちらかだ。だから、過度に人材の流動性を求めることは格差の拡大に寄与するのだ!なんだってーーー
極論だけどね。
内定取消問題は新卒偏重問題か?という点への疑問はこのあたり。新卒偏重主義の影響を受けないような人は内定取消の影響力も限定的だ。要は勇気がない(慣用句)人たちがそれなりに暮らしていける社会がいいなあ。と言えるのは日本が負けてないうちだけなんだが。
僕も氷河期の人なんで、そうはいっても同世代の人に対する思いはある。でもそれは無条件ではない。不遇に至る過程と今の状況。何もしていないことで堕ちていく人は世代に関わらずいる。好景気はだめな人が救われやすく、その影響が不景気に出てくるという面はあるけど生き死にに至る格差がそこででるわけではない。そんなには。生き死にの問題になるのだったら新卒偏重とかの問題でなく深刻な国の経営問題だ。
極論だけどね。
何を切り捨てるかの問題だという話なので、こうであればよい、という話にトレードオフされる対象があがってなければそれは青臭い理想論か傲慢か。
極論だけどね。