技術屋の営業脳、営業の技術脳

逆じゃないかと思うのだけど。

例えば俺が鉛筆を作って売ったとする。
それは特注品で、10万円するとする。
それを買った客から、削るの面倒くせぇよ、と言われたら
それが鉛筆である限り、削り方を教える。
あるいは楽な削り方を考え、実現する方法を模索する。
だが、営業は100均でシャープペンを買って、客に渡す。
鉛筆をいかに使い続けてもらうかではなく
今目の前の問題さえ解決すればよしとする。

技術屋と営業脳は一生相容れない

まあ技術屋というか、ソリューション屋としては、客と喧嘩してでも「あなたに必要なのは鉛筆ではなくシャーペンです!」と主張したい。ところが、会社はそれでは商売にならないから10万円の特注鉛筆を営業が売ってしまう。しかたないから特注鉛筆を作ることはあるけれども、そんな詐欺みたいな商売しなければいいのにとも思う。
それStruts(でも何でもいいけど)で出来るよ、って時に、ウェブフレームワークから手作りしたほうがいいものできまっせ!としれっといえるエンジニアって商品やコンテンツに責任を持っているっていえるのだろうか、なんて思ってしまうな、僕は。
客商売としての作り手である僕の仕事に対する誇りは自己満足のために物を作らないということだな。10万円の鉛筆を作ったプライドにしがみつくなんてこと、したくない。