昨日の為替相場はすごかった

久々にずどーんといって、しかも戻してくるという大相場でした。ポンドが120円を切るなんてのは一昔前にイギリスから直輸入で楽譜を買うときに「ポンドたけーよ」と思った記憶があるのでにわかには信じがたい。2年前は250円つけてるんだよ。2年で半分とか、一体全体大丈夫なんだか…。は、今買えば当時の倍の量譜面が買えるということか?いやいやならば楽器も安いということだから…
ところで、FXをやっている人で、FXはハイレバレッジでも強制ロスカットがあるから元本を失うことはあっても借金を背負うことはない、と思っている人がいると思いますけれども、こういう相場のときに値が飛ぶと、強制ロスカットを大きく超えた値で約定してしまい、借金を背負うこともあるみたい。
たとえば、ドル円一枚(1万ドル分)を1万円で取引できる場合、維持率50%でロスカットだと、50セント逆に動くとロスカットですけれども、49セント逆から一気に1ドル取引が成立せず値が飛ぶと、49セント分、ここでは4900円のマイナスになりますね。高額の元本かつロスカット低めでやっていたら大変なことに。
さらに、FXは税制上もほとんどギャンブルと同じ扱いですし、それでいて税務署の調査はちゃんと入るので利益を得たタイミングと失ったタイミングが悪いと税金だけ持っていかれます。12月までで100万利益を得ていたら、雑所得100万として税金が取られますが、1月にその利益を全部すってしまっても税金は帰ってきません。納税するための資金が手元になければ、脱税者の仲間入りです。気をつけましょう。

しかし、世界の主要通貨がこれほど短期間に上がったり下がったりを繰り返すというのは恐ろしい話ですね。昔は海外旅行でカードで買い物して帰ったら一月後に為替が1円変わっててラッキー、くらいのものだったような気がします。