残念なゲームでも流行っちゃうプラットフォームの差とゲームのクオリティー

ゲーム機でゲームをやらなくなって久しい今日この頃ですが。
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一昔前のゲームボーイレベル以下のゲーム(そりゃ携帯でFlashとWeb使ってやったらそれが限界)が、専用機を押しのけて流行る。これは、ゲームの本質的にもつクオリティー要求がそこまでだったと言うか、やっぱり見た目がリアルであることそのものは要件じゃなかったとか、そういうところを象徴しているように思えなくもない。短絡的かもしれないけど。

携帯で無料のゲームに知らず知らずのうちに結構なお金を払っている、ということはあったりするだろうけど、専用機のゲームを何本も買うよりはたいてい安上がり…ともいえないけど。

結局のところ、ゲームに求められているクオリティーは本質的には(映画、読書と同様と言う意味での)暇つぶしであり、「ゲームとして」高い芸術性をもつもの自体は、その他の芸術が持つ話と同様、高い専門性を要求するし、そっち方面を目指せば目指すほど、市場としてはニッチになっていく。

とはいえ、Wiiみたいなプラットフォームでも携帯ゲームにかなわないとなると、受容の仕方も変わってきたとしかいえない。携帯とWebというプラットフォームのお手軽さってのはやっぱり他を突き放している。

まあ、昔のゲームって楽しかったよね、って僕らが言うくらいのクオリティーに立ち戻っているような気がするので、やっぱり昔のゲームは楽しかったんじゃないかな、と思ったりする。もっとも、本当にゲームそのものが楽しかったのはその一部で、クソゲーでも工夫しながら友達と一緒に遊んでいるのが面白かった気がしなくもない。ので、今の若い人たちもその手の楽しみ方を携帯ゲームでやっているのかもね。