スイスフランわろすw

先週のスイスフランの暴落っぷりには大変驚いた。日本の政治や日銀がいくら「介入するぞ!XX円ライン守るぞ!」って言っても市場は相手にしないし、介入したところで数日もすればすぐに介入前の水準に戻ってしまう。経済規模が違うとはいえ、スイスの介入は見事だった。とはいえ、なんの実態をもって介入しているのかはよくわからないけれども。デフレよりインフレがましなのだろうか。

そして、またぞろギリシャである。ギリシャギリシャ。時々スペインポルトガル。ユーロは危機を乗り越えるって言った直後に重大な危機に直面していると言ってみたりして、経済ってそんな数日単位でコロコロ変わるものなんだっけ…だったら経済学者が予想できるたぐいのものじゃないな、と思ってしまったりもする。

最近なんでも短いスパンでの評価がなされるようになってきて、それはある程度情報分析が発達した成果なのかなとも思ったりするんだけど、評価軸を長くとったり短くとったりすることで結果ってそれなりに変わってくるはずのところを、短いところの予想に特化して物事が行われているんじゃないかって気になってしまう。
軸の取り方を変えればある一点については正反対の結論が出てたとしても、どっちもはずれでどっちもあたりという状態だってあるだろう。

明日のことを考えるのか、5年先のことを考えるのかでやるべきことも違ってくるはずなんだけど、そのあたりのことをきっちり説明して施策をする政治家ってここ何年かあまり見ていないような気がしなくもない。