劇場版まどかをみて子供が泣いたり親が憮然とするのは当然

だから映画が悪いよなんてことは言わないけど。
話の内容はさておき。劇場版はみてないし、今更語るほどのこともない。
テレビ放映は深夜番組という枠だったから、唐突に展開されたギャップを許容できた人も多かったのではないか。そこで脱落した人もいるけど、結構な数の視聴者が「萌え系魔法少女アニメではない、なにか深淵なるモノ」という評判を聞いて遅れて参戦している。僕もそうだけど。まどか評価組の結構な人数がそういう事前情報あり組なんじゃないかな。
残酷描写はジブリの方が酷いとかはあまり意味のない話で、問題は描写の質ではなくギャップなのだと思うのよ。世界を断ち切り、転換することの唐突さは怖い。映画館と言う空間ではもっと怖い。小さな世界に乗ってたと思ったらいつの間にかホーンテッドマンションに突入して行くようなもので。かくして、子供向けの外見をしたキャラデザというアイコンはその使命を終える。話の内容が子供に理解可能かは個人差というしかないのでなんともかんとも。
だから子供には見せるべきではない、というわけではないけれども、実はお化け屋敷でしたってのをそうではないアイコンで見せているんだから、事前のインフォメーションはもう少しあっていいのではないかなあ。レーティングつけろとまでは思わないけど子供のパーソナリティを把握している親が見せる見せないを選択できるほどの情報は出して良いし、それが出来ないならレーティングつけるべきなんじゃないかな。