単なる交換可能な人材になると年収が下がる

「たかがサラリーマンが仕事に責任感を抱く」という愚行。あなたがいなくても、ちゃんと会社は回りますよ。 : まだ東京で消耗してるの?
タイトルが素晴らしいです。完全に正しい。責任「感」など入りません。あなたは交換可能な歯車です。銀河鉄道999に乗って終点で働くといいよ!

経営者ならいざ知らず、サラリーをもらって仕事をしている人が、こういう責任感を抱いてしまうのは構造的に歪んでいるでしょう。「自分が欠けたら仕事が回らなくなる」のなら、それはあなたの努力不足なのではなく、経営者のリソース配分が狂っているだけの話ですから。なんで自分のせいにするんですか。それは経営者と、会社の仕組みが悪いんですよ。

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その通り!5人しか居ない会社ならともかく、50人以上の規模の会社だと予定外に休まれるのは痛手ではありますが、それで会社が回らなくなる経営ってのはハイリスク過ぎますよね!でもねえ。

また、「自分が欠けたら仕事が回らなくなる」というのも、ほとんどの場合、嘘です。

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嘘?誰が誰に嘘を?思い込みって意味ですかね。そういうことにしておこう。

みなさんが居酒屋の店長をしていて、体調を崩して「仕事が回らなくなった」としても、それはその日を休店日にすればいいだけの話です。

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これは新しい!休店日にすれば「いいだけ」ですって!食材は廃棄されるし予約はキャンセルせざるを得ないけど「だけ」なんです!

…さすがにちょっと怪しいぞこれ…

会社全体で見たら、そんなものは誤差の範囲です。あなたが欠けても、ほかの誰かが欠員補充されるのみです。残念ながら。

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あ、いつの間にか店休日の責任を取らされてクビになってませんか…確かに残念です。

会社という形態を取るのは、極論、「あなたがいなくても仕事が回る」ようにするためです。

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極論すぎてなんか飲み込めませんが、そういう側面が無いとはいえません。

ぼくは一人でやっているので、ぼくがいなければ、誰もブログを更新してくれません。でも、会社にしてスタッフを雇えば、一日くらい休んでも、スタッフが代わりに更新してくれます。チームを組むことで、自分がいなくても仕事が回るようになるわけですね。

「たかがサラリーマンが仕事に責任感を抱く」という愚行。あなたがいなくても、ちゃんと会社は回りますよ。 : まだ東京で消耗してるの?

え、「店休日にすればいいだけ」ですよね?ブログなんて更新しなくてもいいんじゃないですか?他の誰かが欠員補充されちゃうかもしれませんけど…

なんか矛盾してますね。仕事をしなくてもいいだけなのに自分がいなくても仕事が回るようにするのが会社。ロジックが難しすぎて僕には理解できないようです。

基本的に、「自分が欠けたら仕事が回らなくなる」なんてものは自意識過剰です。冷静に考えれば、自分がいなくても会社は潰れませんし、日々仕事は回っていきます。

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うん、たいていの場合は自意識過剰なんじゃないかと思いますね。自分が居なかったら会社が潰れる可能性は0ではありませんし、日々回っていた仕事が滞ることはあります。たいていの場合、そういう人は会社にちゃんと報告をしていないのですぐに引き継ぎができないとか、そういう理由があったりします。無能な人ほど休むと会社に悪影響を及ぼすということは普通にある話です。

ではなぜ、人は傲慢な思い込みに浸ってしまうのでしょうか。

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自意識過剰から傲慢な思い込みにレベルアップ!なぜって言われましても…

それは、彼らが仕事をある種の「癒し」として捉えているからです。彼らにとって職場は存在意義そのもので、職場に行かなければ、自分が生きている意味を保つことができないのです。

「たかがサラリーマンが仕事に責任感を抱く」という愚行。あなたがいなくても、ちゃんと会社は回りますよ。 : まだ東京で消耗してるの?

あれ、このエントリは、「無駄に責任を果たそうとしておかしくなるよりも会社に遠慮せず休もうぜ!」というライフハックかと思ったら社畜を誹謗中傷していた。何いってんだかわからねーと思うが以下略

仕事がある種の「癒し」であることは間違いありませんが、事実は冷静に観測しなければなりません

「たかがサラリーマンが仕事に責任感を抱く」という愚行。あなたがいなくても、ちゃんと会社は回りますよ。 : まだ東京で消耗してるの?

しかも決めつけられてます。仕事で癒されたことなんてねーし。

弱い人ほど、過度に責任を背負い込む傾向があります。あらゆることを他人のせいにして攻撃しまくるのもダメですが、すべてを自己責任に帰結されるのもダメです。

「たかがサラリーマンが仕事に責任感を抱く」という愚行。あなたがいなくても、ちゃんと会社は回りますよ。 : まだ東京で消耗してるの?

帰結されるって他人に押し付けられるってことですかね。そりゃダメだけど。

あなたも、ぼくも、そんなに重要な人物ではない。それでいいじゃないですか。自分の人生を生きましょう。

「たかがサラリーマンが仕事に責任感を抱く」という愚行。あなたがいなくても、ちゃんと会社は回りますよ。 : まだ東京で消耗してるの?

そう、交換可能な人材になろう!いつでもクビにされます!ぶっちゃけバイトでいいです!

うーん、なんか違うんだよなー。批判とススメがごっちゃになっているから誰に向けての話なのかも判然としませんが、それはともかく。

まず、もうちょっと会社との関係をドライに考えたほうがいいと思います。会社との関係は「与えられた責任を果たす」ことによって「給料を相応額貰う」という関係性と規定すべきです。その責任の中に「熱が出ても無理して出社する」はありませんし、「急な休みを取ることを想定するなら居なくても誰かが替われるように情報を残す」ことは含まれると思います。これは能力のうちってこと。それができないのであれば、その程度の(つまり、誰が来たって相応のスキルがあればその場で対応できるレベルの)仕事しかさせて貰えませんし、真っ先にリストラの対象になるでしょうし、給与も大して上がりません。
「急な休みを取れない」ということと「交換可能でない人材」ってのはイコールではありません。常に用意周到に仕事をしている人は一日二日休んだって、それこそ親が死んで一週間忌引きしたってなんとかなるものです。お客さんと信頼関係が築けていればそんな理由で会社対会社の空気が悪くなることもないですし、事情を説明してわかってくれないことなんてまあないでしょう。

つまり、優秀なら優秀なほど、「交換したくない」人材かつ「交換不可能ではない仕事をする」人材になれるわけです。こういう人は高く評価された結果、収入も相応に上がることでしょう。そして、例外なく「責任感」を持って仕事をしています。その「責任感」の中に「365日休まず頑張る」なんてのはありません。適度に休まないと自分が倒れて余計に迷惑がかかることになることをわかってますし、うまく人を使うのでそこまでしなくても責任を果たすことができます。
確かに、「交換不可能」な人材ってのはお荷物です。そんなのを目指すのは社畜呼ばわりされても会社から給与を吸い上げるのが目的の寄生会社員にほかなりません。だからといって癒しを求めているってのは納得感無さすぎですが。

というわけで、会社員という働き方自体には満足しているみなさんは「交換可能」な人材ではなく、会社が「交換したくない」人材を目指しましょうね!