検察のおもしろ接見禁止ロジックについての考察

いやー、検察の言いたいこともわかりますわ。ゲスいけど。

その際、検察官は「犯人が使ったアカウントのパスワードを家族に伝え、それが第三者に伝わって真犯人になりすましたメールが送られる可能性がある」

【PC遠隔操作事件】家族との面会禁止の是非を問う(江川紹子) - 個人 - Yahoo!ニュース

そりゃあ接見禁止ですわwwwこれアレでしょ「僕達無能なんで勘弁して下さい」ってことでしょwww

まじめに考えようか。

この睨み合いの状態は「単に状況だけ」で見ると容疑者にはちょっと不利とも言えますね。真犯人が別にいて、そいつがこのまま逃げ切りたかったら卑怯にも新たなメールを出さないということで容疑者には犠牲になってもらう、というのが最も適切な戦略ではありますが、そうじゃないとしたらもうすでに警察検察をあざ笑う新しいメールが出されていてもおかしくないわけです。「おかしくない」程度で犯人扱いするな?その通りです。このことは逆に言うと検察側にろくな証拠が無いということを示しています。

で。

これが通用するならさ、例えば「連続殺人事件が発生し、その容疑者が捕まった途端殺人が収まったらその容疑者が犯人確定」というロジックが成立するわけじゃないですか。さすが日本は中世。目指せ「疑いが掛かっただけで自殺するので刑務所が要らない」社会。

容疑者が怪しいだの怪しくないだのは正直評価できるレベルの客観的な情報が足りないのですが(普通、刑事事件ってのは一般人にとってはそういうものでしょうな)、接見禁止のロジックがお粗末であるというのはさすがに思いますし、それでひっくり返されちゃうような証拠しかないんだとしたらそもそも如何に疑わしくあっても逮捕に至っちゃいけなかったんじゃないのかねえ。