最近のブログ間の揉め事が児戯に等しく見える老害のつぶやき

高倉健が死ぬくらいなんだから僕も歳を取るのは当たり前ではあるのですけど。

なんかこうね、色んな揉め事がブログ界隈で起こっているのはブログとはこういうものでいいんじゃないかって思っているのでなんにも違和感ありませんけどね。

ただね。なんとなくだけど。

昔に比べて、SNSの発展とかのせいもあると思うけど、ブロガーのリアル人格が透けているような事が多くて、かつての「ブログ人格の生死をかけて全力で殴りあう」みたいな雰囲気が薄れている感覚はあるんだよね。持てる論理と知識を駆使して、相手の瑕疵をどれだけついて、あるいはその攻撃を交わして失言を誘導して、みたいなさ。プロレス的な何かがある部分もたまにはあったけど、基本的にはガチンコの誰もが無傷では終われない、でも何かの爪痕が(一部の界隈の)歴史に必ず刻まれたような。

最近はなんだか一線を超えるとすぐリアルに波及するような話になっちゃったりするから、ブログ人格というわけにも行かないのかもしれないけどね。

自分自身、そういったことについて手を抜いていることを感じるし、その手の(いい意味で)面倒くさい議論の場、というのはもはやウェブでは成立しづらくなっているのかなあと思うんですよね。

揉め事楽しいというゲスい感覚も、どうも最近の揉め事はリアル感がないなーというところで冷めつつあるのは逆にリアルでかつてのネットレベルの殴り合い(ただし発せられる言葉は低レベル)が起きていて余計に温度差が感じられてしまうからかもしれない。

だんだんと、ふわっとした個人のイメージだけがブログという世界を塗りつぶしていくんじゃないかって思うとまだ色んな点で抗わなきゃならないかな、という風に思っちゃう時があったりもするんだけどね。

いろいろなことが見え過ぎると、筋を通す自分というのを演じ難くなるところがあるのかもしれないし、それが原因で自分がふわっとしたことしか言えなくなっているというのも寂しい気分ではある。