社説での医学的な判断

どうやら今日の朝日新聞によると、「健康な10代ならウイルスと戦う力は備わっている」から必ずしもタミフルを処方する必要はないそうだ。一読して違和感が。この社説を書いたのは医師なのだろうか。そんなわけないだろう。100歩譲って取材したのか。そうだとしてもこんな表現にはならないだろう。
ここへきて急に事故報告が跳ね上がるのはまあありがちだけれども、じゃあ処方しなかったことによって後遺症が残ったり死亡したりする率が増えるかと言う追跡調査、すなわち、助かる人間の数が増えるのかあるいは減るのか、という調査はきっとなされないか、されても報道されないだろう。過去の例からすると。
現象を問題視するのは得意でも、その問題が正しかったかどうかを検証するのは不得意なのがメディア(そのわりには遥か昔のことに限っては無い証拠を見つけ出そうと努力していたりする)。
いずれにせよ、こういう書き方をするからブログ以下って言われるんだよ。