新古書店からの印税収入?

権利に対する現状認識と、思いがばらばらでありすぎると言うのは権利者として問題だと思うし、適当な認識の人が適当に収入増を図っているというだけの印象を受けてしまいがちなところがまた反発を招く原因だと思うので、業界団体はちゃんと発言を制御すべきだと思った話。
コロコロコミック編集長は貸与権のことを分かっていない。 - Copy & Copyright Diaryより辿って。

新古書店で売られるマンガなどからは作者に印税が入りません。そういったところからも作者に印税が入る仕組みを作るべきだと思ってます。

マンガを捨てるな!実行委員会:コロコロコミック インタビュー - livedoor Blog(ブログ)

著作権は出版することを独占することで利益が得られるような仕組みを確保するために始まったようなものですが、現在に到るまでに色々な権利が創出され、原型を留めてはいません。このへんは様々な議論があると思いますが、おいといて。
新古書店からって話になると配布に対して課金?それとも閲覧に対してだろうか。書籍の所有権の移転に伴った各種の権利が付いてまわらないとしたら、書籍は所詮文字を留めておくためのメディアに過ぎず、データの方に権利があるべき?
このへんを突き詰めていくと、配布(等)で課金するシステムを整備して管理できるようになったら、複製することは原則自由にするのが筋、というところに行き着くような気がします。
映像・音楽業界のごねごねっぷりを見ると、メディアと一体になっている現状から離れることは既得権益を手放すことになりかねないんだけど、そこまで考えての話なんでしょうか。どうも、収入を増やす権利が無条件にあると思っているような節がありますね。