他人に迷惑をかけると願いが叶う話

万引きしたら願いが叶うなんて話を広める方もどうかと思うけど、そんな話を信じてしまう高校生たちはどのようなリアルをもっているのか。
ケータイ小説はそのメールでやりとりされるような、身近な他人のような、コミュニケーションのスピード感が変わったようなところがリアルなんだという評は本当は的はずれで、本当にあれがリアルなんじゃないか、少なくとも一部の人たちにとっては、という思いを抱いた。
自分の幸せを求めるときに、他人の不幸せが目に入らないのは世の常ではあるけれど、他人を自らの手により不幸せにすることを、どうでもいいと思っているのか、それともその行為が意味することを想像できないのか。
放任主義が社会を滅ぼすとしたら、次に来るのは悪即断(悪の基準は任意)かもしれないから、あんまり他人事ではない。