アーサー・C・クラーク死去

いわゆる御三家で最後まで残っていたクラーク氏がついになくなりました。

作家 アーサー・C・クラーク氏が19日、スリランカコロンボの病院にて呼吸不全のため亡くなりました。クラーク氏は1917年12月16日生まれ、享年90。

おくやみ:作家 アーサー C. クラーク、90歳 - Engadget 日本版

ハインラインアシモフに比べると派手な(悪く言えば子供っぽい)展開ではなく、科学的空想を中心に据えているイメージがあり、僕は全部は読んでいないのですが、やはり「幼年期の終わり」はものすごい傑作です。最近新訳が出ています。読まなければ。

幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))

幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))

幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)

幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)

2001年宇宙の旅」もはずせない傑作です。
決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF)

決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF)

最近は若手作家との合作でSF界への貢献をしていた感じですが、科学によって世界がどう変わるか、という作品によって、安直な進化を戒めるような、人間こそが変わらなければならないのだ、というような、そういった精神を感じていました。
ファンの一人として、ご冥福をお祈りします。