公私の境目微妙すぎ

厳密に言えば、「家に帰るまでが遠足です」式の線引きはあるだろう。通勤中の事故が健康保険ではなく労災適用になるというあたりで大変面倒な思いをしたことがある人はいるでしょう。あるいは、面倒だから、通勤中の話じゃなくした人もいるでしょう。この辺は、本来ちゃんとしなきゃならないことだとは思うけど。
会社の金で飲みに行く。そういえば、こんな話もあった。
社内行事は業務です - 非国民通信
二時間までは業務らしいですよ!


通勤定期は通勤以外で使ったらダメらしい。

通勤定期券を通勤以外の目的で使用する行為は、いわゆる「役得」である。霞が関官僚日記の作者にはこの程度の役得であれば「当然に許されるべきだ」という感覚があるようだ。

http://nagablo.seesaa.net/article/102190933.html

多分世の中一般的にはこの程度は役得とすら認識されていないと思うが。あれか、給与所得者たるもの経費として控除されているところの仕事着はアフターファイブに着たら役得とか。そういえば福利厚生って役得じゃないのかなあ。全国民に一律に供されていないってことは必ずしも仕事に必要ないんじゃないかなあ。

誰でもやってる?そんなの理由になんないよ!別に居酒屋タクシーやってたの役人だけじゃないもん!安定した長距離のお客さんならサービス受けてたみたいよ?

2008-07-04 - 霞が関官僚日記

例のタクシー問題は慣例の枠を超えたんじゃないかと思われるキャッシュバックが問題なんだろう。居酒屋とまで行かないが普通にドリンクサービス有りのタクシーはあったけどな。
何故、タクシーをつかわなければならないほど忙しかったのか、を解明せずにタクシー使うことだけを糾弾して何かが改善されるとは思わないけどな。

やりすぎは是正される。じゃあどこまでだったら許されるのか。線を引かないのをずるいと評することも出来るし柔軟な運用と評することも出来る。この手のことで他人を糾弾するときに自分を棚に上げるのはアレだ。公務員だからどうとかって関係ないだろ。とはいえ、公務員は無駄遣いがどうたらな印象は根深い。民間だって経費の無駄遣いは節税で社会貢献に対してどうちゃらだが。
寛政の改革を目指しているのかな。