批判は受け入れなくなっていいんだよ

小池一夫「ネットの匿名掲示板等を作家は見ない方がいいとツィートしたら、批判も受けとめての創作ではないかと反論が来たのだが、僕はそう思わない」 - Togetter

いやもうまったくもって同感であります。僕は作家じゃないから偉そうなことは言えないけど…

ネットで何かを言うというのは批判を覚悟しろ、ということは僕も常々言っていることです。別にネットに限らず公共の場ではね。問題はネットは公共の場だと思っている人が少ないってことであって本質的にはどの公共の場も変わらないから。
ただ、その批判ってのは必ずしも見なきゃいけない受け入れなきゃいけないものではないわけです。
作家なんて編集とか賞の編集者とかに専門的見地からボロボロにけなされて育っていくものっていう印象はありますけどね。だから、有益な批判を受け入れることは大事です。でも、有象無象の批判を全て有益か無益か判断し、有益であっても自分のポリシーに合っているか否かを判断し、というのをやっていたら創作の時間なんてないよねw
匿名だから批判はイカンとかそういうことはないと思うんだよね。でも、匿名の批判に付き合う時間がなければ付き合わなくて良いと思う。匿名じゃなくても専門的見地を持たないものの批判はスルーしても良いと思う。もちろん、そこに有益なものは多分あるから、時間があれば相手にしてもいいと思う。罵詈雑言は批判ではないから見なければいいと思う。
つまり、スルー力(半ば死語)ですよ。

批判される覚悟があるのと批判を全部受け止めるってのはぜんぜん違う話。ぜんぜん違う。