決定的「原因」を決めなければならないのか

ここ最近の界隈を眺めていて一番個人的にもやもやすること。
日中摩擦(尖閣問題、反日暴動)の原因は何か

  • 尖閣上陸だ!国有化だ!
  • いや中国側の主張だ!
  • ネトウヨが反中国を煽るからだ!
  • 経済が悪いんだよ。不況が全ての原因だ!
  • 中国の政治情勢が不安定なんだよ!党大会!
  • 歴史修正主義者を野放しにしたからだ!
  • 都知事の言動が!
  • 首相の態度が!

えっと、どれか一つが決定的要因である必要ってあるんでしょうか。特に引っかかったのは歴史修正主義者が〜ってやつ。
僕には彼らを擁護する気持ちはかけらもないし、遠因だということも間違い無いだろうけど、だからといって取り立ててそればかりが原因だとする必要はない。つけこまれる隙って意味では国益に反するものではある。
結局のところ、複数の要素がそれなりに重なった結果起きていることだろうし、何が原因かの正しさを競う議論は全く意味ないんじゃないかな。もちろん、分析することには意味がある。でも、決定することには意味が無い。