企業たるもの、利益を出さなければならない?

最近急速に民主主義社会から資本主義社会に建前までもが移行しつつある日本ですが、上場企業は株主を利益で釣って金を出させている以上、自ら進んで損をすることは、その損が経営戦略的なビジョンとして具体的な道筋を示していない限り許されないわけですね。そういう意味では、日本の企業は損して得取れ的な部分を株主に説明することが下手なせいで、社会的責任を果たしていないと糾弾されることがあるわけですね。1億年俸貰った経営陣は毎年3000万くらい寄付するなり財団作るなりで誤魔化せばいいのに、創業者利益でうはうはなところだけ見せるから何かおきると総スカンですね。
そんななか、上場せずにいそいそと本業で利益を上げる大企業もあるわけです。そういうところがトントンを目標にあるいは不採算の一部を負担するような仕掛けで介護事業とかやったりすると、それはそれで介護を本業として利益を上げてなんとかやっていこうと言う会社にとっては迷惑なのかな?
そのへんのサジ加減と言うか、社会基盤的な問題を企業がサポートしていくような仕組みづくりってできないものかなあ。まあ、これだと本業が傾くと共倒れ、ってのが容易に予想できるのでそんなに単純な話ではないか。