元外交官というエリートが陰謀論にハマってしまうのはなぜか

ここ数日話題のアレです。

わが国の神奈川県・寒川にあるとあるヴェンチャー企業Q社で私は目の当たりにした。シェールガスといっても炭酸ガスは出てくる。ところがこの企業が開発した技術ではこれを「炭酸化ナトリウム」と「水素ガス」へと分離できるのである。

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これだけでもずいぶんアレですが…中学生ですかねって感じの話でね。炭酸ガスって二酸化炭素ですよってことわかってますかね?ナトリウムってどこから現れたんでしょうかね(というか炭酸化ナトリウムなどという物質は知らない)。

隊長が言及してる消されちゃったという記事も相当アレでした。
原田武夫のガセネタを掲載して東洋経済オンラインが延焼: やまもといちろうBLOG(ブログ)
トリチウムって三重水素だし、そのまま「水素ガス」って言ってもおかしくはないよねwww

んでね、この人元外交官だって言うじゃないですか。しかもまだ若いし。東大法学部出身(ただし中退)のエリート様じゃないですか。東大ってアレよ、5教科できないと合格しないのよ。なんで中学生レベルの話でアレしちゃうんですかね。

佐藤優の昔話なんかを読むとわかるんだけど、外交官と陰謀論って非常に親和性が高いんじゃないでしょうか。外交の現場ってのは陰謀渦巻くところなわけで、そういう化かし合いみたいなことやってるところで人生送っちゃうと何事にも陰謀が付き物だって思っちゃうんでしょう。そうすると、「報道されない」「隠されている」というキーワードに極端に抵抗がなくなっちゃうと。中学生高校生が教わっている科学も「科学者の陰謀」とか「政府の陰謀」で不都合な真実が隠されていると思うとそりゃあ炭酸ガスからナトリウムが生まれてしまいますよね。