2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

社会に要求ということ

先日のエントリ、「公私の境目が崩壊していないかな? - novtan別館」は自分の中でも消化不良なんですが、案の定はてブでも突っ込まれ、id:ululunさんからも言及いただいたのでもう少し書いてみます。大体タイトルがミスリードを招くというかあってないです…

俺たちのインターネットが乗っ取られた!と言う思い

なんとなく思うことだから根拠はないけれども、古くから利用している人ほどインターネットの変化に対する気持ちが二極化しているような気がする。単に現実を便利にするだけのツールと捉える人と、新たな世界の現出と捉える人ではその変化に対する印象も異な…

実名で活動することについて、リアルの安全性とネット社会のギャップ

最近はそうでもないというか崩壊してきたような気がしなくもない日本の社会の安全性ですが、依然として諸外国(もちろん全部ではなかろうが)に比べて遥かに無防備でいられることは間違いないでしょう。このことを我々が安全すぎて身を守るすべを身に付ける機…

好意と悪意の狭間

ブログなどで表明した自分の意見や感情についてのコメント・ツッコミに対して必要以上に善意・好意であるとか悪意であるとか考えるのはしんどいよなあと思ったりする。お互い背景を書かれていること以上には知りえない程度の関係において、期待できることは…

デメリットで語ると受け入れられづらい?

自分が主張したいある事項に対して、その対立事項であるもののデメリットのみを強調して語る、つまりBであってはならないからAであるべきだ、という論調は不毛な議論になり勝ちです。なにしろBでありたい人々はBのメリットを享受したいわけです。そこで…

JASRACは「おふくろさん」の演奏を許諾しないことができるか?

JASRACは著作者の「著作財産権」を信託されている 演奏権は著作財産権 共同著作物の著作者人格権は著作者全員の合意がなければ行使できない(ただし代表著作者を定めることは可能) というあたりをキーワードに考えると 演奏権は正当な理由がある場合には許諾…

なぜ新聞は読まれないのかなあ

新聞購読者数の減少が話題になる昨今*1ですが、以前こんなエントリを書きました。 新聞を読まない習慣で失ったもの - novtan別館 結局のところ、不況だ景気回復だ都知事選だと言っても世の中何も代わり映えのすることがなく、ニュースに関心を持たなくたって…

公私の境目が崩壊していないかな?

例えば、「思想・信条の自由」というときに、それが憲法で保障されているとか、そういった話になるのはあくまで個人の私的な思考・志向についてそれが認められているという話であって、社会に対してそれを行使することまで自由であることを保障されているわ…

桜台二郎

これほどラーメンと言う食べ物が洗練されてきた時代に何故か増え続ける異端のラーメン(既にラーメンの枠には入らないとの呼び声も高い)ラーメン二郎。僕が毎日のように本店に行っていた時代に比べるともう何倍もお店が増えているにも拘らずあの本店のおかし…

予定:じゃあ僕が匿名批判派を擁護してみよう

某所での匿名批判が愚にも付かない「包丁は人を殺せるから悪い道具だ」論になりつつあって非常に建設的じゃなくなってきました。もともと人を殺傷する目的の拳銃が護身に使えるから正義だって言っているんじゃなくて、もともと便利に料理をするための包丁を…

完全に分けちゃえばいいんじゃないかな、著作権

原著作権と財産権の両方をいっぺんにもてるからめんどくさい話になるんじゃないかと思うようになってきました。新規性が絶対要件である特許ですらお金を払わないと権利がなく有効期限も短いと言うのに、ちょっと思想などが入っているからといってアイディア…

ウェブ文化圏との衝突

文化というものは時に衝突し、時に融合して発展し、あるいは伝統が作られていくものではありますが、一つの文化圏と他の文化圏が相見えるとき、すなわちファーストコンタクトでは慎重を期する必要があります。 現実のルールをウェブに持ち込んでマイルールあ…

意見を少しでも取り入れる気がないのだったら議論をする意味はあまりない

自らの論点に固執するあまり、不適切な事例や調査結果・思い込みでの言説などを持ち出しては議論になりません。例えば実名・匿名論にしたって一部の問題がある人を取り上げてそれがさも大多数であるかのように、あるいは少数だけれども放置しておくのが致命…

読みにくい

コメントされると凹む言葉ナンバーワン。文章を生業とするものではないけれども、表現力というものは仕事の中で必要なわけです。言葉を刈り込むこともあれば思うまま書き綴ることもあり、特に何かに反論するときは無駄に長くなりやすいのですが、ちゃんと指…

ネット上の批判は匿名で!

そもそも批判は殺伐としているべきであり、侮辱だ誹謗中傷だと言っている場合ではないのです。ちょっと昔なら「侮辱された!決闘だ!」になるかもしれない。命がけで主張し、実際に命を落とすことがあっても自分の主張を貫く。いいじゃないですか。それだけ…

何もかも自由だと思っているわけじゃない

現実社会のモラル崩壊と同様、あるいはそれ以上にネット社会でもモラルが崩壊している部分はある。そしてネットが特別なわけではないけれども現実社会の仕組みと折り合いが付かない部分については現実社会の規範が適用できなくて無法地帯になっている部分も…

禁止!禁止!なんでも禁止!

無断リンク禁止!無断ブックマーク禁止!そして恐るべき素通り禁止!ちょっとおまけで匿名禁止 なんでまた他人様の意思を自分の都合で制限できると思っているのか。中学生のお遊びじゃないんだから。ん、もしかして中学生以下の餓鬼共が喚いているのか?中学…

メディアがやってはいけない事

それにしてもFACTAのダメさ加減は想像に絶する。いつぞやのFelicaの飛ばし記事も結局曖昧なまま終わってしまったが、あれは返事がないのを反論できなくて口をつぐんだと判断していてなかなかでしたが単にレベルが低すぎて相手にされてないだけなんですけどね…

分けすぎページの何がイヤか思い知った

単一の記事が7ページとか9ページとかに分けられていて見づらいぞ氏ね左右の広告減らしたら2ページで収まるじゃないかボケとか思いながらも広告がないとビジネスにならんから仕方がないよなあと諦めてまあまとめて見るやり方がなくはないけど出先とかでは…

セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴 / 島田荘司

セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴 (角川文庫)作者: 島田荘司出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/12メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (25件) を見る御手洗潔ものの人情話で日常の謎が事件となり大きな謎となるパターンの物語です。…

電子文書に足りないもの

人間の脳は不思議な構造になっている。というのは雑誌や本の山の中から、「あれはこのへんに書いてあったはず」という曖昧な情報から情報を見つけ出すことが出来るからだ。電子文書になって、何がどこに書いてあったかを一発で検索することができるようにな…

ネットでの誹謗中傷を抑制できるか

ネットは自由だ、だから匿名での誹謗中傷も許される、なんて思っている人は少数派でしょう。2ちゃんねるが大部分がそうでないにしろ一部悪意の温床になってしまっているのは「そこに2ちゃんねるがあるから」かも知れません。めったなことでは削除をしない…

文化を守るために必要な戦略

あるあるの話に限らず、テレビでの情報が広まってしまう背景には 情報源が限られている もともとそれがどういうものなのか知らない ということがあるんではないかと思う。なぜかというと 音をたてない拍手で神社のお参りをする女性が急に増えている。これは…